先日とあるお客様から深夜酒類提供飲食店の書類作成のご依頼をいただきました。
本来は深酒の手続きは行政書士と本人が同行して手続きするのが多いのですが、ご事情により料金をさげ、その代わり書類作成のみとのことで受任となりました。
今回は事務所側が依頼人の事情をくんで値下げを申し出ましたが、そうではないこともたまにあります。
つまり依頼人の側から値下げ交渉をしてくるケースです。
士業で、特に専門分野がある先生に値下げ依頼をするのはいいことはないと思っています。
最悪な場合、即効断られるか、いい付き合いができないことも多いので念のため僕の考えを記載しておきます。
Contents
行政書士に値下げ交渉をしてもロクなことないよ
行政書士への値下げ交渉
行政書士の中でも特に専門分野がある先生はおそらくほとんど値下げには応じないと思います。
どれだけ簡単に見える手続きでも失敗は許されないし、専門分野であればあるほど難しさを知っているものだからです。
今回については料金の部分以外にもご本人でやったほうがよさそうな理由があったので書類の作成のみで受任しましたが、通常は警察署に同行して正規料金でやらせていただいています。
行政書士が値下げを嫌う理由にはいくつかあります。
①依頼人が業務を尊重していない可能性がある
②依頼を価格で決めている可能性が高い
③金額以外でも何かと交渉してくる可能性がある
これらの理由で値下げを嫌がるのかもしれません。
①依頼人が業務を尊重していない可能性がある
サラリーマンであればこれでも我慢してやろうともなりますが、独立した行政書士であればできれば断りたいところでしょう。
この場合は依頼人は方々で断られて、結局売れていない(仕事の少ない)先生しか引き受けてくれないということもあると思います。
売れていない先生は当然経験が持てないわけなので、仕事は遅いし正確性に欠ける可能性が高いです。
こうなると途中で依頼人と行政書士でトラブルになる可能性も否定できません。
もちろん不安がある場合は行政書士に伝えるべきで、これは相手を尊重していても伝えるべきでしょう。
ですが、根本的に業務を尊重できていない人は何度か話をすればわかるもので、この場合やんわりと断られるか、距離を置かれることが多いです。
②依頼を価格で決めていることが多い
依頼人からすれば当たり前のことかもしれません。
同じ許可を取るのであれば一円でもやすいほうがいいのはその通りでしょう。
特にインターネットの世界では価格競争は避けられないし、ネットサーフィンをして一番価格の安いところにとりあえずは頼んでみようとなるのが依頼人の人情というものでしょう。
しかし、このような場合、言いづらいのですが依頼人の側が「こっちは金を払っているんだから」的な対応をすることが多い気がしています。
また、価格以外に優先するものがないため、かりに次の時にまた依頼があるときでもその時の最安値の事務所に依頼をするはずです。
こうなると結果としていい関係を築けなくなってしまうのです。
③金額以外でも何かと交渉してくる可能性がある
例えばスケジュールでも「もっと早くしてくれ」「この日以外は調整がつかない」などのリクエストは料金交渉をしてくる人に多い気がします。
この場合は依頼人が根底にお金を払ってモノを売ってもらうくらいの気構えなので、「そっちが合わせるのが当たり前」の精神が根底にあるからです。
料金交渉はしないのがベスト
このように行政書士でもほかの士業でも、値下げ交渉をしてくる依頼人にはいいもいを持たない人も多いかもしれません。
仮にインターネットで集客をする場合でも、できる限り多くのコンテンツで情報発信し、粘り強く説明することでその事務所の先生の人となりは必ず伝わります。
依頼人にとってはもちろん料金は最重要課題なのはその通りでしょう。
そのためいくつかのサイトを見て価格で決めたくなることそのものは全く否定しませんし、それこそインターネットのいいところといえます。
しかし、多くの先生方はそれをわかったうえで料金提示をしているはずですし、特に専門分野がある先生であればプライドをもって仕事をしているはずです。
それなのに安易に価格交渉をしてくる場合、面倒な依頼人だと思われ、「できれば受けたくないなあ」という気持ちにさせてしまいます。
日本社会ではどうしても料金を支払う側=客が上の構図が強いですが、私たち行政書士のように法律を学習した人間からすればこれは間違いだと考えています。
契約の当事者は本来対等なので、「お金を払う側が上」という気持ちは持っていないことが多いです。
これは当事務所でも全く同じです。
当事務所では、できる限り利用しやすいように、もともとの価格を低く抑えています。
それでも価格交渉をしてくる方は一定数いらっしゃるのですが、この場合は過去にいい経験がありませんので必ずお断りをしています。
そのかわり、もともとの料金設定はひくく、どこの事務所さんよりも利用しやすいように努力をしています。
なにとぞご了承ください。
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